「子育てで自分の時間がないのが辛い!」
「子供が泣くと自分も悲しくなってしまう」
「着替えさせて、ご飯準備して・・・やることが多すぎる!」
「HSPの私って子育て向いてないのかな?」
HSPママは、毎日家事や育児とやることが山ほどあり、頭が混乱してパニックになることも少なくありません。
実際にHSPである私も、家事と育児、仕事の両立が難しく頭を抱えていました。
疲れた体や心をそのままにしていると、子育ては自分に向いていないんじゃないかとネガティブになることも。
でも、待ってください。
HSPだからこそ、他とは違う子育てができるんです。
子育てからは逃げられないので、日常でストレスを減らすちょっとした工夫が必要。
そこでこの記事では、HSPママが子育てをしんどいと思う理由や対策方法などを紹介します。
HSPママが、ちょっとでも楽しく子育てができるお手伝いができれば嬉しいです。
HSPについて詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでくださいね。
HSPママが子育てを向いてないと感じる理由
HSPは感受性が強いので、子育てでは辛いと感じる場面がいくつもあります。
自分にあった対策をするために、どんな場面が辛いか知っておきましょうね。
子供の泣き声を聞くのが辛い
子供は力いっぱい泣くので、聴覚が鋭いHSPママにとっては、耳にかなり響いて辛くなってしまいます。
私も息子が癇癪を起こすと、頭に泣き声が響いて、正直聞いていられなくなってしまうんです。
でも、母親ですから宥めないといけませんよね。
自分が苦手なこともやらなければいけないので、子育てはストレスが溜まってしまうことも少なくありません。
子供の感情に共感しすぎてしまう
HSPは共感力が強い方が多いので、子供の感情に影響を受けてしまいます。
子供が悲しんでいると、ママも悲しい気持ちになってしまい、気分が落ち込んでしまうことも。
子供との距離が近い母親だからこそ、HSPだと辛い場合があります。
家事や育児でやることが多すぎる
洗濯をして食器を洗い、子供の着替えを用意してなど、ママはやることが多いですよね。
特にHSPは、マルチタスクが苦手。
優先順位をつけたくても、何をどう優先していいか迷ってしまうので、細々としたタスクが多いと混乱してしまいます。
子育て中は、「ジュースをこぼした」や「お漏らししてしまった」など、急なタスクが増えることもしばしば。
沢山のことを一気にやろうと考えず、まずはひとつひとつこなそうと考えるといいですよ。
眠りが浅いので寝不足になりやすい
音や光など、色々な刺激に反応してしまうHSPママは、眠りが浅く寝不足になりやすいです。
子供の寝返りや寝言、夫のイビキなど気になってしまいますよね。
私も熟睡ができず、偏頭痛がひどくなって大変でした。
寝不足と感じたら無理をせず、お昼寝をしたり夫に子供を預けて休むなど、自分の体を労ってください。
ママ友と一緒にいるのがしんどい
保育園や幼稚園に通うようになると、ママ友との関係も多くなります。
しかし、人からも刺激を受けてしまうHSPママは、人付き合いで疲れてしまうこともありますよね。
まずはママも、保育園や幼稚園生活に慣れることから始めてみると、気持ちに余裕ができますよ。
突然のトラブルが多く気疲れする
子供は急な熱や怪我など、トラブルが付きものです。
計画していた仕事などのスケジュールを、変えなければいけないこともありますよね。
物事を深く考えてしまうHSPママは、トラブルに対処するのも大変。
「職場に電話をしないと」
「子供を病院に連れて行かないと」
「病児保育はどうしよう」
など考えることも多いので、スケジュール調整で疲れてしまいます。
このようにHSPママは、子育てで大変だと感じる場面が少なくありません。
しかしHSPの気質上、仕方がないことでもあります。
大変な面ばかりに目を向けず、対策や気質を活かすようにすると、解決する問題もたくさんありますよ。
HSPママが楽しく子育てをするための対策
それではHSPママが子育てをする際に、ストレスを溜めないようにする対策を紹介します。
工夫次第で、子育ても今までとは違い楽しく感じる場面が多くなるので、HSPで困っているママさんは、試してみてくださいね。
家の中の音を減らしてストレスを減らす
HSPは、無意識に情報を集めてしまう傾向があるので、家の中をできるだけ静かにしておくと刺激が少なくなりおすすめ。
日中はテレビを消したり、家電を音の静かなものに変えたりすると、落ち着ける空間にできます。
一番手軽なのはテレビなので、必要な時以外つけないようにすると、静かでリラックスできますよ。
子供は子供と考え共感しすぎないようにする
HSPは人の感情に共感したり、影響されやすい傾向があるので、我が子であってもしっかり境界線を引いておく必要があります。
子供が悲しんでいたり怒っていたりしても、これは自分の感情ではないと意識します。
一緒にいるのがキツい時は、部屋に危ないものがないか確認してから、そっと別の部屋に移動するのも◯
よくある対処法ですが、自分の気持ちが落ち着くので、私もかなりしんどい時はやっています。
家事をしない日や一人の時間を意識的に作る
夫や実家、自治体の支援などを利用して、積極的に自分の為の時間を作るのもおすすめ。
まだ大丈夫と思っていても、突然疲れや気持ちが不安定になる時があるので、定期的に休む時間を作るのが大切です。
HSPママは、人一倍ひとり時間が必要な場合があるので、周りの人に頼りながら自分のケアもしてくださいね。
ここでのポイントは、罪悪感を感じないこと。
いつも頑張っているんですから、ひとり時間があってもいいんです。
また子供と笑い合えるように、しっかり休みましょうね。
便利な家電やサービスをフル活用する
HSPママさんは、完璧に家事をこなそうとする傾向があるので、疲れてしまうことも少なくありません。
家事の他にも育児や仕事もあると、パンクしてしまうことも。
心に余裕を持つためにも、便利な家電やサービスを利用するのがおすすめです。
例えば、
・掃除ロボット
・食洗機
・ネットスーパー
・家事代行
など、取り入れられるものからやってみると、家事の時間が減り気持ちが楽になりますよ。
私は息子が生まれてから、ネットスーパーを3年ほど利用しています。
週1回食材が届くので、スーパーに行く手間が省け、他のことができ◯
料理はクッキングプロ(電気圧力鍋)を使い、放ったらかしで煮物やカレーなどを作っていますよ。
手を抜いているとは思わず、便利な家電などをフル活用して気持ちを楽にしましょうね。
「ま、いっか」で完璧主義をやめる
HSPさんは、物事を深く考える特徴があるので、考えすぎてしまうこともしばしば。
子育てや家事など、「こうしなければ!」と自分で自分を縛ってしまうことがあるので、「ま、いっか」という言葉でブレーキをかけましょう。
心の中で言うだけでも、効果があります。
もし考えすぎて苦しくなった時は、「ま、いっか」と唱えて完璧主義をやめてみてくださいね。
ママ友はあえて作らないようにする
私は、ママ友が1人か2人くらいしかいません。
子供の参観日などに行くと、グループがあるように見えますが、あえて近づかず挨拶を交わす程度にしています。
無理にママ友を作らなくても、子供同士は一緒に遊んでいますし、連絡事項も園側からくるのでOK。
そんなにママ友がいなくても、案外やっていけるもんです。
子供のためにと無理をする方もいますが、そこまで影響はないので大丈夫ですよ。
仕事をして子育てから離れる時間を作る
自宅保育をしていると、四六時中子供と一緒になるので、HSPママに必要なひとり時間が取りにくいです。
しかし仕事をすると、子育てのことを忘れて他のことに集中できるので、かなりリフレッシュになりますよ。
私も、息子が生後6ヶ月頃から在宅でwebライターをはじめました。
スキマ時間での仕事でしたが、ひとりで黙々とやることで子育てから解放され、とても楽しかったです。
私は在宅ワークでしたが、外でパートをして保育園に預けるなどしてもいいと思います。
その代わり、子供との時間は大切にするなど、メリハリをつけると罪悪感がなくて安心ですよ。
ストレスや不安を感じたら正直な気持ちを吐き出す
対策方法を紹介しましたが、思うようにいかない時もあります。
そんな時は、ノートに正直な気持ちを書いたり人に話を聞いてもらうなどして、アウトプットするのがおすすめ。
頭の中で考えすぎてしまうと、HSPママはとても疲れてしまいます。
外に吐き出すことによって気持ちの整理ができるので、お気に入りのノートなどを揃えて試してみてくださいね。
詳しいやり方は、こちらの記事で紹介しています。
このように、HSPママが楽しく子育てするには、日常のちょっとした工夫でできます。
どれもすぐに実践できるようなものばかりなので、子育てでしんどいなと感じた時には、無理をせず自分を労わるようにしましょうね。
ママも楽しくなる!HSPの気質を活かした子育て方法とは?
対策方法を紹介しましたが、HSPは他の人と比べてとても素晴らしい特性を持っています。
HSPならではの、特性を活かした子育て法もまとめてみました。
ぜひ、やれそうなものから取り入れてみてください。
感受性で子供の泣き声を聞き分ける
感受性が強いHSPママは、子供の泣き声の小さな違いを見極められます。
「今こういう感情かな?」
「いつもと違うから風邪かな?」
など、ちょっとした変化にも気づけるので、子供のSOSにも早く対応できます。
実際に、私も子供の泣き声や行動で、風邪をひいたと分かるようになりました。
しかしHSPといっても、人によって感覚が違います。
泣き声で判断できないと思っても、落ち込まないでくださいね。
観察力を活かして子供と接する
HSPママは、情報を処理する能力が他の人よりも優れているので、まだ言葉を話せない子供ともコミュニケーションが取れます。
「こんな表情の時は嬉しいんだな」
「顔を少し背けたから、嫌なのかな」
と些細なことでも察知できるので、子供が望んでいることなどが分かり一番の理解者に。
HSPの特性を活かすことで、子供とのコミュニケーションが円滑になります。
繊細で子育てに向いてないと感じるかもしれませんが、本当は子育てに必要な能力を生まれ持っているんですよ。
自信を持って子供と楽しく過ごしましょうね!
子供の成長や個性を見極める
子供の小さな成長も見逃さず、気づくことができるのがHSPママ。
子供はあっという間に大きくなるので、小さな成長も一緒に喜ぶ事ができるのは、とても素晴らしい事です。
さらに子供は兄弟であっても、性格や個性は全然違いますよね。
細かいことにも気づけるHSPママは、ひとりひとりの細かい個性を見極めるのも得意です。
「長男は、思いやりがあって穏やかだな」
「次女は活発だけど、発表が苦手みたい」
細かく観察できるので、兄弟それぞれの特徴を把握でき、その子にあった接し方ができます。
子供にとって、理解してくれる人がいるのはとても心強いこと。
HSPの特徴をネガティブに捉えず、どんどん活かしていきましょうね。
小さな幸せを子供と共有する
HSPママさんは、小さなことでも他の人より感動したり喜べます。
この特性を活かせば、見逃してしまいそうな小さな幸せを感じることができ、毎日楽しく過ごせますよ。
例えば、子供と一緒に散歩に出かけた時。
季節の移ろいや、風景などを子供と一緒に楽しんで、有意義な時間にできますよね。
道端で綺麗な花を見つけたり、空にかかる虹を見て子供と喜んだりも。
私は、息子と一緒に夜空を眺めて月や星を見て楽しんでいます。
小さな幸せを子供と分かち合いながら、HSPママさんはもっとのびのび子育てを楽しんでみてくださいね。
HSPママは無理をしないで子育てができるように工夫しよう!
HSPママは、他の人よりも感覚が鋭いあまり、子育てで大変な事が多いです。
しかし、周りの人に頼ったりひとり時間を積極的に取る事で、心に余裕ができて子供と笑って過ごせるようになります。
しんどい時は、無理せず自分を優先する時間を作って、心と体を労りましょうね。
HSPであることをネガティブに捉える方が多いですが、決して悪い事ばかりではありません。
特性を活かす事ができれば、とてもすごい能力を発揮できるんです。
子育てにもたくさん役立てる事ができるので、うまくHSPと付き合いながら過ごしていってくださいね。