HSP/HSC

HSCの癇癪にはどう対応する?HSC気味の息子を持つ私がやっていること5つ

「HSC子供が癇癪を起こして困る」

「HSCの癇癪はどう対応すればいい?」

「こんなに癇癪を起こすのは育て方が悪いの?」

と悩んでいませんか?

HSCの子は、刺激に敏感な故に癇癪を起こしやすい傾向があります。

HSCの詳しい特徴はこちら。

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私の息子もHSC気味で、入園した幼稚園の先生に、癇癪がひどいと会うたびに言われていました。

何度も言われるので、「私の育て方が悪かった?」と思い、癇癪に対する対応を勉強することに。

結論として、癇癪は親の育て方とは関係ありません!

しかし、HSCの子の癇癪に悩んでいる親御さんも多いので、私が実際に試して効果的だった方法を紹介します。

りりぃ

この記事はこんな人におすすめ!

・HSCの癇癪に困っている

・癇癪の対応を知りたい

・外出した時の癇癪の対応も知っておきたい

HSCの癇癪に困っている親御さんの、参考になれば嬉しいです。

HSCの子が癇癪を起こす理由

HSCの子が癇癪を起こす理由

最初に、何故HSCの子が癇癪を起こすのかを理解しましょう。

主に癇癪を起こす理由は3つあるので、それぞれ解説していきます。

完璧主義でできないことが悔しい

HSCの子は、完璧主義なところがあるので、自分の思うようにできないことがあると癇癪を起こします。

「自分でやりたいのにできない」

「こうしたいのにできない」

まだ成長途中の子供は、できないことも多いですよね。

それ故の癇癪なので、もどかしい思いを察してあげてください。

りりぃ

私の息子も、おもちゃを自分で組み立てられなくて癇癪をよく起こしますよ。

刺激が強すぎてツライ思いをしている

家のライトが眩しすぎたり外の騒音にびっくりしたり、HSCの子は何かと刺激を受けやすいです。

刺激が強すぎるのがツラく、癇癪として親や周囲の大人に伝えようとします。

HSCにとっては刺激はストレスなので、何が癇癪の原因になったのか探ってみてください。

洋服の素材が合わない場合や、食事の温度が熱すぎるなど何かしら理由があるはず。

りりぃ

息子は料理が冷たすぎても熱すぎてもダメなので、彼にとっての適温を見つけて出すようになると落ち着きましたよ。

原因を探るのは大変なことですが、推測してみましょう。

意外なところに、原因が隠れているかもしれませんよ。

言葉でうまく伝えられない

まだ言葉数が少ない小さな子供は、自分の気持ちを表現するのが難しいです。

分かってもらいたいのに、どう表現したらいいのか分からないのは、大人でももどかしいですよね。

子供はそんなもどかしい気持ちを、癇癪という表現方法で出します。

HSCの子は、毎日色々な刺激に耐えているので、癇癪が酷くなることも。

成長するにつれて意思表示ができるようになるので、「癇癪は今だけ」と思い、親も気負いすぎないようにしましょうね。

このように、HSCの子供が癇癪を起こすのは、いくつか理由があります。

理由をあらかじめ知っておくと、親も冷静に対応しやすくなりますよ。

HSCの癇癪に対応する際のポイント5つ

HSCの子の癇癪の対応のポイント

次に、私がHSC気味の息子の癇癪に対応する際のポイントを紹介します。

癇癪で大変な思いをしている親御さんが、少しでも楽になったら嬉しいです。

まずは癇癪がおさまるのを待つ

HSCの癇癪は、感情が爆発している状況。

周りの声が聞けなくなっている状況なので、癇癪がおさまるまで待ちます。

りりぃ

待つ場合は、子供の周りに危険がないか確認してからにしてくださいね。

もし床や壁に体を打ちつけたりする時は、クッションを置いておいたりフローリングを避けるなど、怪我が無いようにします。

癇癪が落ち着いたら抱きしめて気持ちを聞き出す

ある程度癇癪が落ち着いたら、まずは抱きしめます。

HSCの子は他の子よりも、安心感をたっぷり感じさせるのがポイント。

持論ですが、子供も癇癪を起こしたくて起こしているわけでは無いと思うんです。

なので、癇癪を起こしてしまったという苦しい思いを受け止めるためにも、抱きしめてあげると良いですよ。

抱きしめて落ち着いたら、「何が嫌だった?」など可能な限り気持ちを聞き出しましょう。

りりぃ

まだ言葉が話せない子だったら、親が「◯◯が嫌だった?」と聞いてもOK。

急かして聞くのではなく、子供が話しやすいようにゆっくり聞いてみてください。

HSCの子の気持ちに共感してあげる

癇癪の原因が分かったら、気持ちに共感します。

例えば、

「そっかー電気が明るいのが嫌だったんだね。ママも眩しいとびっくりするし嫌だよね」

といった具合で、子供が嫌だったことを認めてあげます。

共感をすることでHSCの子は安心できるので、否定はせずに認めてあげてください。

気持ちの表現方法を教える

年齢にもよりますが、言葉がある程度話せるなら、気持ちの表現方法を教えるのもアリ。

私の息子はもうすぐ4歳なので、言葉が達者になってきました。

りりぃ

癇癪の後や起こしそうな時は、「こういう時は◯◯って言うんだよ」と根気よく教えています。

すぐに言えるわけではありませんが、教えることも必要なので、長い目で見てやっていきましょうね。

気持ちを親が代弁してあげる

まだ言葉が言えない時や、なかなか表現できそうに無いときは、親が気持ちを代弁してあげます。

「◯◯ができなくて悔しかったね」

「◯◯されて嫌だったね」

など、親が察して代弁してあげることで、HSCの子は親が理解してくれたと安心します。

代弁してあげる方法は、癇癪以外でも使えますよ。

例えば、私がやったのは風邪を引いてなかなか息子が寝付けない時、

「お熱出て苦しいね」

と言ってあげると、安心して寝た日がありました。

一番子供にとって頼りたい親が、気持ちを共感してくれるというのは、思いの外HSCの子の安心材料になります。

りりぃ

ただの癇癪と無下にせず、少しでも気持ちを理解してあげてくださいね。

このように、私がHSC気味の息子が癇癪を起こした時に、やっていることをまとめました。

癇癪は、子供が気持ちの表現方法を知らないから起こすようなので、どう言えば伝わるかなどを教えてみてくださいね。

しかし、親御さんが疲れている時は無理は禁物です。

自分のケアもしながら、気軽に向き合っていきましょう!

外出中にHSCの癇癪に対応する方法

外出時のHSCの癇癪対応法

HSCの癇癪は、外出先でも起こる可能性があります。

外は人の目があるので、癇癪の対応も家より疲れる場合もありますよね。

外でも冷静に対応できるように、対応法を知っておきましょう。

安全な場所に移動する

HSCの子の癇癪は、場所を選びません。

車道に近い場所で急に起こる場合もあるので、まずは安全を確保しましょう。

広い公園に移動したり車に戻ったりと、落ち着ける場所に移動するだけでも冷静になれますよ。

ショッピングモールでは、通路の奥(よくトイレがあるような場所)に移動して落ち着くのを待ちます。

りりぃ

外は危険な場所が多いので、子供が怪我をしないように気をつけてくださいね。

人の目が気なる場合は家に帰る

外は家とは違い、色々な人がいます。

中には「うるさいな」や「親は何してるの?」と直球で言ってくる方も。

人目が気になって親がしんどい時は、思い切って家に帰りましょう。

癇癪は仕方がないことなので、「また明日出かければいっか」という気持ちで、切り替えるのが大事。

残念な気持ちになってしまいますが、家でのんびりできると思いましょう。

りりぃ

私は、「心ないことを言われて傷つくよりマシかなー」と思ってます。

癇癪が起こっても安全な場所を見つけておく

外出する前に、周辺の公園などを下調べしておきます。

調べておくと、HSCの子が癇癪を起こした時に、スムーズに移動できるのでおすすめ。

りりぃ

私はかなりの心配性なので、この方法にたどり着きました。

癇癪が起こるかもとビクビクするよりも、「起こったらここに移動しよう!」と思えた方が気持ちも楽ですよね。

外出を楽しむためにも、下調べをしておくと良いですよ。

HSCの癇癪の対応で私が気をつけていること

HSCの癇癪で気をつけること

HSCの癇癪に対応する時の、注意点も紹介します。

ついついやってしまいがちだけど、子供のためにも少し意識して癇癪の対応をしていきましょうね。

怒って癇癪をやめさせようとしない

HSCの癇癪が起こった時、親が怒ってやめさせようとしても、かえって酷くなる場合があります。

まずは、親が冷静になるのが大事。

りりぃ

パニックになりやすいHSPの私にとって、これが最大の課題でした!

HSCの子を怒鳴っても、怖がらせるだけなので「無」になって状況を見極めましょう。

なかなか難しい場合は、そっと離れるのもおすすめ。

一旦離れると冷静になれるので、試してみてください。

癇癪を起こしたことを責めない

HSCの癇癪はしたくてしている訳ではないと思うので、責めないようにします。

「またやってんの?」

「泣いたってどうにもならないでしょ!」

などと責めてしまうと、HSCの子は自分はダメな子と思ってしまう可能性も。

将来的に苦しむことになるので、癇癪を責めず気持ちを受け止めてあげましょうね。

HSCの癇癪を親である自分のせいにしない

HSCの子の癇癪は、どうしようもないこと。

親の育て方が悪いなどと、思う必要はありません。

十分愛情を持って育てているんですから、誰に何と言われようと自分を責めないでくださいね。

ついつい自分を責めてしまいがちですが、それは我が子を大切に思っている証拠。

りりぃ

成長するために必要な過程だと思って、見守りましょう。

HSCの癇癪の対応に疲れた親がやるべきこと

HSCの癇癪の対応に疲れた親

癇癪の対応には、体力がいるもの。

しかし、親だって人間ですから疲れる時もありますよね。

HSCの癇癪に疲れてしまった時の、親のやるべきことも紹介します。

適度に休憩を入れて、自分のケアもしてくださいね!

子供と離れる時間を確保する

HSCの子は、癇癪を起こす回数が多いようです。

なので、日々の対応で疲れ切ってしまわないためにも、子供と離れる時間も確保しておきましょう。

自分で自由に使える時間があると、気持ちも沈みにくいです。

りりぃ

私も定期的に、母や夫に預けてひとり時間を満喫していますよ。

毎日頑張っているので、自分へのご褒美を忘れないでくださいね。

成長する過程だと思って気にしすぎない

HSCの子の癇癪を見ていると、この世の終わりのような泣き方をしますよね。

「こんな状態で今後大丈夫なのかな」

「他の子はしないのに、うちの子はワガママなのかな」

と悩むことも多いと思います。

しかし、HSCの癇癪は成長と共に少しずつ減っていくので大丈夫!

もし心配であれば、自治体の子育て支援に相談しても良いです。

りりぃ

私の家の近所に相談する場所があったので、気になった時はよくお世話になっていますよ。

一人で悩むよりも、人に相談した方が気持ちが晴れる時があります。

苦しい時は、誰かに話して気持ちを前向きにしましょうね。

りりぃ

私のブログに遊びに来ても良いですよ!大歓迎です!

HSCの子の良い面に目を向ける

癇癪は悪いことだと思われがちなので、ついついネガティブになることも。

しかしHSCの子には、他にたくさん良いところがあります。

私の息子で言うと、

・優しい

・笑わせてくれる

・お手伝いが好き

・ありがとうが言える

などなど、考えてみると可愛くて良い子なんですよね。

癇癪の対応で疲れていると、ダメなところに目がいきがちですが、少し立ち止まってみてください。

りりぃ

あなたのお子さんにも、可愛い一面や良い一面がたくさんありますよ!

HSCの癇癪は育て方じゃない!気持ちを理解し成長を見守ろう

HSCの癇癪に対応する家族

HSCの子は刺激に敏感な故に、癇癪を起こしやすい傾向があります。

癇癪の対応方法として、

・癇癪がおさまるのを待つ

・落ち着いたら抱きしめて気持ちを聞き出す

・HSCの子の気持ちに共感する

・気持ちの表現方法を教える

・気持ちを親が代弁してあげる

を紹介しました。

HSCの子は何かとストレスが溜まりやすく、まだ小さければ周りの大人に伝えることが難しいです。

なので、癇癪を起こすのは仕方がないこと。

HSCの子を責めずに、気持ちを聞いて共感してあげてください。

しかし、癇癪の対応には親の体力もかなり必要です。

親御さんも適度に休みを取って、自分をケアするのも重要。

HSCの癇癪は、対応が大変で嫌になることもありますが、紹介した方法で適度に相手をして見守ってあげましょうね。